私が鑑定士と大切にしている思い

皆さんは、ご自分の要素とか?
運命周期とか?万物との関わり合いを読み解く事に抵抗がありますか?
時々。いや割と頻繁に。貴女はこんな人と決めつけられるのは嫌。運命周期を聞くとその周期に振り回されそうだから聞きたくない。
相性が悪いと言われたら、その後どう付き合って行ったら良いか分からないから怖い。自分の事を知るのは怖いから鑑定は受けたくない。と言う声を聞く事があります。
もしかしたら。以前に、今年は運気が悪いから何をやってもダメよとか?相性が悪いから貴方達は、上手く行かないわよ!とか?断定的に、そう言われた経験があるのか?そう言われた事のある人から話しを聞いたか。そう言われて不安に駆られた人をテレビ等で見た事があるのかもしれませんね。
そうだとしたら怖くて、鑑定なんてとても受けたくなくなるのも無理ないなぁと思います。
実は、私も昔は、テレビの占い番組で、来年は、貴女の運勢最悪よ。とか言っているのを聞くたび凄く怖くて大嫌いでした。笑 運気が低迷するのだとしたら、だからどうしたら良いのか?を伝えなかったらただただ絶望しかないのに、なんでそんな事言うんだろうと。思ってました。テレビ的には、その方が面白かったのかもしれませんけれど、占いや命学に対する歪んだイメージが付いてしまったのかもしれないなぁと思います。
なのでそう言う声を聞く度に、私は、命学の鑑定士として、本来の使い方をちゃんと丁寧にお伝えしたいなぁと言う気持ちになります。
大昔、人は、生きて行くため、自然界から自分の身を守るために、目には見えないけれど確かにある時の運行を可視化する為に、「暦」「カレンダー」を作りましたね。その膨大な観測と記録から自然界には、ある一定の周期がある事、自然界の一部である人間にも同じ様に周期がある事を、更に生まれた時の自然界の状況に寄っては、それぞれ違う周期を持つ事を読み解いたのです。
これが「命学」の起源ですね。
「令翠学」も「命学」のひとつ。
ですから、やはり時の運行を読み解く事や自然界の在り方と人がどの様に共鳴しているのか?を読み解く事を得意としています。
ですから自然災害を予測して、命を守るためや、家の繁栄を願う時に、術とし使われて来た歴史があります。ですから現代でも、政治や会社経営などに使われる事が多くあります。
逆に言うと、社会的に成功されている方の多くは、こう言う事を上手に取り入れていらっしゃると言う事でもあります。
ただ、私は、政治家でもなく会社経営者じゃなくても、日常の中でもっと気楽に取り入れて使える物だと感じています。
私の祖母は、日常の中に、命学を自然に取り入れて活用していたひとりだと思います。
祖母は、年、月、日、時間、方位、人柄をいつも干支で言う人でした。未の時間(午後1時から3時)だからおやつにしましょうとか。「子」の部屋は寒いから火を絶やさぬ様にとか。私は申年生まれだから器用なのよ、貴女のお母さんもだから器用でしょ?とか。丑年生まれの叔母さんは、辛抱強いから無理をしてないか?いつも気にかけてる。戌年生まれの貴女は、優しい子よ、等と教えてくれました。それに空亡(祖母と私の空亡は子丑)は、ちょっと疲れが出やすくなるなら、冬は、弱るわねぇと。だから外へは、出ずに家の中で、暖かくして過ごしましょうとか。祖母とのそんな会話から、干支を聞いては、暑さ、寒さ、を感じ、時の流れとの関わり、自然界との関わりを自然に想像したりしていました。
祖母は、暦から生まれた「命学」の様な物を知らない内に生活の中に取り入れ、活用していただけなんだろうと思います。祖母だけでなく昔の人は自然や暦から色々な事を学びながら、その叡智を暮らしの一部として活用していたのではないのかな?と思うのです。
ですので。私が鑑定士としてとても大切にしていきたい事は、時の運行や自然界を読み解く事を決して不安を煽る事に使う事なく、気楽に、楽しく、生活の中に取り入れていただける様に、お伝えする。と言う事です。
鑑定士になって今年で13年目。長く鑑定をしているからこそ、初心を忘れずに、丁寧に鑑定をして行きたいなぁと心を新たにしました。
